質問回答
Qアプリケーションサーバ(Appli)の Mathematicaを、研究室等のパソコンから使用するにはどうすればいいでしょうか?
Windows を使用されている場合は「VcXsrv」や「Xming」、「Sygwin/X」というソフトを使用することで Mathematica が使用できます。
以下は「VcXsrv」のインストール例です。
【VcXsrvのインストール方法】
- 1.VcXsrvのダウンロード
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下記ページから「vcxsrv-64.1.20.1.4.installer.exe」をダウンロードしてください。
「VcXsrv Windows X Server」の下にある緑色の[Download]ボタンからダウンロードできます。https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/
- 2.インストーラーの起動
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インストーラーが起動すると下記の画面が表示されますので[Next]をクリックしてください。
- 3.インストールフォルダの指定
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インストールするフォルダを選択して[Install]をクリックしてください。
- 4.インストールの完了
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インストールが終了すると、下図の様に「Completed」が表示されますので[Close]をクリックしてください。また、デスクトップ上に「XLunch」のショートカットが作成されます。
【使い方】
- 1.「XLaunch」の起動
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「XLaunch」を起動します。好みに合わせて「VcXsrv」のウィンドウの表示方法を指定し、「次へ」をクリックしてください。
- 2.Xmingのスタート方法の指定
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「Start a program」 にチェックが入っていることを確認して「次へ」をクリックしてください。
- 3.通信するサーバの指定
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「Start program on remote computer」にチェックを入れ、 その下の入力項目は下記の様に入力して、「次へ」をクリックしてください。
Remote program xterm Password サーバのログインパスワード (ここでは空にして、後でログイン時に入力することもできます。) Connect to computer appli.cc.iwate-u.ac.jp Login as user サーバのログイン名 (ここでは空にして、後でログイン時に入力することもできます。) Private key (putty format) (空) - 4.追加設定
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特に設定するパラメータが無い場合は、そのまま「次へ」をクリックしてください。
- 5.設定の完了とサーバへのログイン
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[完了]をクリックすると、設定した内容でVcXsrvが起動します。
初回は下図のような要求がありますが、「y」を入力して[OK]をクリックすれば、次回からはウィンドウが出ません。
「n」を入力した場合は、次回もこのウィンドウが出ます。どちらを選択しても問題はありません。そうすると、右下のタスクトレイにVcXsrv起動中のアイコンが表示されます。
マウスカーソルを合わせると、「(利用しているPCのホスト名):0.0 - 2 clisents」など表示されます。
また、手順3で指定していた「xterm」が起動します。
なお、「Save configuration」をクリックすると今まで設定したパラメータを保存します。次回起動する際にそのファイルを実行すると、再度設定を行うことなく起動できます。手順3で「ユーザ名」または「パスワード」を入力していなかった場合は、ここで入力になります。下図はユーザ名「hogehoge」を例にしています。
XLaunchの起動途中で 「plink: unknown option "-ssh"」 のようなエラーが出た場合
以下の PuTTYのダウンロードサイトから[Alternative binary files]>「plink.exe」をダウンロードし、VcXsrvのインストールフォルダにある「plink.exe」を上書き保存してください。その後で、再度XLunchを起動してください。(ダウンロード先) 「Download PuTTY: latest release (x.xx)」
(コピー先) C:\Program Files\VcXsrv\
- 6.コマンドの実行
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Linuxと同じように、「mathematica」のコマンドを実行すると「Mathematica」が起動します。
- 終了時
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「xterm」上で 「exit」 と入力してホストへの接続を終了後(ウィンドウが閉じたら)、タスクトレイにある「VcXsrv」のアイコンを右クリックして 「Exit」 を選択して X Server を終了してください。